Javaベースの負荷試験ツールJMeter(前編)
2008 年 8 月 26 日 火曜日【概要と動作環境】
概要
JMeterは高性能な負荷テストツールで、100% pure Java のデスクトップアプリケーションです。
もともとはWEBの負荷試験用に作られましたが、現在はWEBアプリだけではなく、
データベースやスタンドアロンアプリなどの負荷試験も行うことができます。
今回は、WEBアプリに絞って説明することにします。
動作環境
JMeterは、100% pure Javaアプリなので実行するOSを問いません。
ただし、起動方法はWindowsとUNIX系OSで異なります。
基本的には、JDK1.4以上が入っていれば大丈夫です。
あと、以下のものがあれば
- JAVAコンパイラ(JDK標準添付)
- SAX XMLパーサ
- ApacheのXerces XML parserが添付されているが他のものを使用可能
- SUNのJavaMailパッケージ
- JavaServiceSocket拡張JSSEなど、SSLプロバイダ
- jmeter.propatiesファイルをSSLプロバイダが認識できるように書き換える必要がある
- JDK1.4以上の環境の場合、JSSEは標準ライブラリとしてJDKに統合済み。
- JDBCドライバ
- JDBCテスト用
【インストールから起動まで】
インストール
インストールは簡単です。
ダウンロードページからアーカイブファイルをダウンロードしてきた後、
ZIP(もしくはtarボール)を解凍するだけです。
起動方法
通常の起動方法は、以下の通りです。
- Windows:(JMeterをインストールしたフォルダ)\bin\jmeter.batを起動
- UNIX系OS:(JMeterをインストールしたディレクトリ)/bin/jmeter.shを起動
プロキシサーバを利用する時は、以下のオプションを付ける必要があります。
- -H [プロキシサーバのホスト名もしくはIPアドレス]
- (–proxyHostオプションでも可)
- -P [プロキシサーバのポート]
- (–proxyPortオプションでも可)
- -u [プロキシサーバのユーザ名]
- (–usernameオプションでも可)
- -a [プロキシサーバのパスワード]
- (–passwordオプションでも可)
自動的に試験を行いたい場合は、グラフィックをカットした、CUIモードを使用します。
CUIモードも、以下のオプションを利用することができます。
- -nでCUIモードでの起動
- -t [テストプランを記述したJMXファイルの名前]
- -l [ログを記録するJTLファイルの名前]
- (プロキシサーバのアドレス等を指定することも可能)
また、サーバモードという、他のマシンからリモートでテストを行うことのできるモードも存在します。
この場合は、負荷をかける全てのマシンの操作を手元のマシンで行うことになります。
この場合のオプションは以下の通りです。
- -sでサーバモードとして起動
設定
設定は、(JMeterをインストールしたフォルダ)/bin/jmeter.propertiesファイルを修正することで行うことができます。
設定できる項目は以下の通りです。
なお、次回は、基本的なテストプランの実施と、テストプラン作成のコツを紹介する予定です。
